ノルウェーの隔離ホテルでは、ホテルから1日3回食事が提供されます!もし、自分が隔離をするとなると、お食事の内容は、気になりますよね!?私の場合、渡航の少し前に、入国規制が厳しくなり、ホテル隔離が追加されたため、全く情報がつかめないまま、ノルウェーに入国してしまったのですが、ご飯に関しては、どんなものが出てくるか、めちゃめちゃ不安でした。(何しろ、食に対するプライオリティーが、普段から高いもので…。)
今回は、10日間ホテルで隔離したなつめによる隔離ごはんの食レポです!隔離ごはんから、ノルウェーで食するってこともチョットだけ理解できたような気がして、ある意味面白い経験ができたと思いました。これから、ノルウェーで、ホテル隔離をしなければならない誰かのお役に立てれば、光栄です!
隔離ホテルのお食事について(基本情報)
朝は8時、お昼は13時、夜は19時といったように、毎日決まった時間に配膳が始まります。自分で取りに行くというスタイルではなく、配膳スタッフさんが、各自の部屋の前まで持ってきてくれます。持ってきてくれるとは言っても、ドアの前の床に置きっぱなしにされるだけだけど…。大体、定時に持ってきてくれるイメージでしたが、スタッフさんによっては、配膳をスタートさせる場所が異なるようで、回ってくる順番が最初の方になったり、最後の方になったりで、時間がかかる場合もありました。
好き嫌いは聞いてもらえないと思いますが、アレルギーや宗教上の理由で何か食べれないものがあれば、チェックイン時に、申し出ることができます。同じタイミングでチェックインして、お隣の部屋に滞在していたインド人の方は、宗教上の理由で、特定のお肉が食べれないとのことで、その旨をホテル側に伝えていました。
朝食について
朝食の内容
・オレンジジュース
・サンドイッチ(チーズ1枚ときゅうり1スライス入り)
・シリアル付きのヨーグルト
・リンゴ
・マフィンやチョコレートのシリアルバー
朝食は、10日間ほぼ毎日同じメニューでした。たまに、ヨーグルトの味が変わったり、リンゴがミカンになったり、サンドイッチの中身が、きゅうり1スライスからパプリカ1スライスに変わるといったような味変がありました。
良くも悪くも、無難な朝ごはんという感じ。サンドイッチの中身は、きゅうりやパプリカのスライス1枚となんとも寂しいものが多かったけど、好き嫌いなければ、基本的に満足できる内容だったと思います。
ヨーグルトには、プラスティックのスプーンが付属されている以外は、ナイフやフォークの支給はありません。リンゴは、カットされずそのまま支給されます。正直、丸かじりが慣れていないので、食べにくかったです。
昼食について
昼食の内容
・ペットボトルのお水
・サンドイッチやトルティーヤ
・たまに、リンゴやチョコレートシリアル(朝食にも出てくるやつ)
昼食も10日間、ほとんど変わらなかった(笑)!毎日、サンドイッチか、トルティーヤ。サンドイッチやトルティーヤの中に入っている具材は、日によって、ローストビーフ・サーモン・エビ・チキンなど異なるのですが、毎日同じような味付けとパンの食感?で、正直、めちゃめちゃ飽きちゃいました…。たま~~に、朝食でも出されるリンゴやシリアルバーも出る時がありました。味は、普通に美味しいですが、毎日は、飽きちゃうかも…というレベルです。先日訪れたスーパーでも同じサンドイッチやトルティーヤが販売されているのを見かけたので、一般的なメーカーさんの商品みたいですね。
夕食について
夕食の例
・ムース?のソテー&タイ米
・ベーコンのペンネ
・ミートボール&マッシュポテト
・チキン&ペンネ
・チキンとナスのトマト炒め&タイ米
・ミートボール付きのペンネ
*毎回、ペットボトルの水あり
一応、夕食は、毎日違ったものが提供されました。ただ、5日間でメニューが一周するような感じだったので、同じものを2回食べたものもあります。基本的に、ワンプレートで収まるご飯です。プラスティックのナイフとフォーク、塩コショウが毎回支給されます。
朝と昼と違って、温かいご飯の提供となります。パートナー曰く、ノルウェーでは、温かい食べ物を食べるのは、夜っていうイメージがあるみたいですね。私は、朝でも昼でも、温かい味噌汁とか飲んじゃうタイプなので、意外でした。
肝心のお味の方ですが、イマイチなものから結構おいしいものまで、マチマチでしたが、全体的に、美味しかったです。ムースっぽいお肉のソテーとタイ米の日は、北欧感満載でしたが、獣っぽいお肉が合わない人もいるかもしれません。全体を通して、パクチーのような独特な草?が味付けに使われていることが多かったので、日本人の方には、少々口に合わない味付けのモノもあったと思います。タイ米だったけど、数日に一回は、お米を口にすることができたのは、めちゃめちゃモチベーションアップしました。全体を通して、トマト系の味付け、お肉、ペンネが多かったです。好き嫌い言わなかったら、全然満足できると思います。
食事の量は、個人的には、お腹いっぱいになる量でした。ただ、それは、隔離中あまり運動する機会がないのと、連日朝と昼の食事が同じなので、食欲が失せている状態だったというのも影響あったかと思います。チェックイン後、長時間のフライトでお腹がペコペコの状態で迎えた初日の夕飯は、ちょっと物足りないと感じました。普段、夕飯を多めに召し上がる方には、少し少なめかもしれませんね…。
全体を通して思った食に関すること
要するに、隔離ホテルでは、朝と昼は、ほぼ同じ。夜は、似たような北欧風なメニューが5日周期ぐらいで展開されるということです。美味しかったけど、毎日似たようなものばかり食べていると、おなか減ったけど、食欲がないというツライ状況になってしまいました…。
お湯で食べることができるインスタント食材を少し持ってきておくと、良かったな~と思いました(部屋には、キッチン・電子レンジ・冷蔵庫がないため)。私は、お味噌汁などの汁物系のインスタントを持ってきていたので、馴染みのあるスープを飲むだけでも、元気がでましたが、カップラーメンなどの主食系も1つあれば、よかったかな…なんて思ったりもしました。
部屋には、カップや食器類が全くないのと、夕食時にプラスティックのナイフとフォークが支給されるだけなので、必要に応じて、持参するといいかなと思いました。特に、スプーンは、何個か持ってきた方が、おすすめですよ。
メニュー例を見てもらったら分かると思いますが、全体的に、野菜やフルーツが少なめで、栄養バランスが良いかというとそういうわけではありません。もし、ホテルまで会いに来てくれるローカルの人がいれば、スーパーなどで、野菜やフルーツを買ってきてもらうというのも、アリだと思います。(私が隔離したときは、ホテルの外であれば、誰かと会うのは許されていました。)
一応、各自でデリバリーも頼めるのだけれど、如何せん、ホテルは、空港近くの郊外。ここまでデリバリー来てくれるお店が、ピザ屋とかケバブ屋ばかりで、今食べたいのは、お前じゃない感が、すごかったです。デリバリーには、あんまり期待できないかも。
ノルウェー入国から日本帰国に関する記事は、こちらのまとめ記事よりご覧いただけます。